ZHYVAGO COFFEEはどのようなお店を目指しているのでしょうか?
-

-
「100年ブランド」を目指しています。2026年で創業10年という節目を迎えましたが、100年という歴史を見据えれば、まだ始まったばかりのステージです。何より注力しているのは「すべての質を下げないこと」。時代に迎合せず、一貫した価値を提供し続けること。その実現を信じて、チーム一丸となって日々努力を重ねています。アメリカンビレッジという独自のカルチャーが根付く沖縄西海岸から、日本中へ、そして世界へ発信できるコーヒーカルチャーを築いていく。その想いを胸に、日々取り組んでいます。
2店舗それぞれの特徴を教えてください。
COFFEE WORKSは海のすぐ目の前に位置する1号店で、コーヒーとペストリーを中心にロケーションを活かしたスタイルで運営しています。COFFEE ROASTERYは自家焙煎所を備えた旗艦店で、イートインスペースも広くスイーツの種類も豊富です。2階の工房ではアイスクリームやドーナツを手づくりし、焙煎したコーヒー豆をグループ全店に供給する役割も担っています。お客さまの層は多国籍で観光客の方も多いエリアですが、COFFEE ROASTERYは地元の方やノマドワーカーの方が半数ほどを占めています。代表の飯星が旅をする中で「仕事のできる場所が限られている」と感じた経験から、沖縄という旅先での環境を整えることも目指しました。
コーヒーへのこだわりと、「STAY WILD ESPRESSO」という言葉について教えてください。
-
「STAY WILD ESPRESSO」という言葉は、自家焙煎を始めるタイミングで固まった思想です。浅炒りが注目される昨今ですが、私たちが軸にしているのは「ミルクに負けないエスプレッソ」。1回飲んだら忘れられない、印象に残る味づくりを追求しています。その考えから生まれた全店共通のハウスブレンド「ローカルブレンド」は、ブラジル産のコーヒーをベースにしたダークチョコレートのようなしっかりとしたビターさとまろやかさが特徴です。1杯1杯に自分たちのこだわりを乗せてお届けしたい。そういった精神もこの言葉に込められています。

地元素材や、沖縄ならではのこだわりはありますか?
-

-
ミルクは沖縄南城市の農場・玉城牛乳を使用しています。自家焙煎を始める前から使い続けているこだわりの素材で、私たちのエスプレッソとの相性が抜群です。牛乳にも濃度やキャラクターの違いがありますが、玉城牛乳はエスプレッソをしっかり引き立ててくれる存在で、濃厚なカフェラテに欠かせないパートナーです。
「沖縄に来ないと飲めない」ことも大切にしているので、沖縄に来たらぜひコーヒーとこの海と空の雰囲気を感じてほしいですね。
おすすめのドリンクとスイーツを教えてください。
全店通じて1番人気なのはアメリカーノとカフェラテです。すべてマニュアルで丁寧に抽出したエスプレッソを使用しているので、コーヒーの旨味がしっかりと感じられます。もうひとつのおすすめが「マッドシェイク」。エスプレッソを使ったフローズンシェイクで、深炒りのコクとミルクの甘さが合わさった濃厚な飲み心地が好評です。スイーツはROASTERYで手づくりしているケーキやアイスクリーム、ドーナツなどが揃っています。どれも、コーヒーと一緒にぜひ味わっていただきたい一品です。
エスプレッソマシンにLa Marzocco Stradaを選ばれた理由は?
-
Strada EP(※)の存在を知ったのは2013年頃でした。自分たちが目指すエスプレッソの旨味の凝縮感を表現し、パドルコントロールによって抽出の可能性を広げてくれる。そう確信したのが選んだ理由です。バリスタの「作り手としての面白さ」がある点も、私たちのコンセプトと重なりました。
またこのマシンのカスタムには特別な背景があります。2020年のパンデミックで沖縄の街が大きな打撃を受けた際「希望を持てるものがお店には必要だ」と強く感じました。 
そこで沖縄のカスタムペイントカルチャーの第一人者・仲西イサムさんと相談し、海沿い店舗のZHYVAGO COFFEE WORKSのマシンには『HOPESPRESSO』という独自の造語を、そして旗艦店としてこの時期にオープンを迎えたROASTERY店舗のこちらのマシンには『ZHYVAGO』と我々のスピリット『STAY WILD ESPRESSO』という言葉をエンボス加工で施しました。マシンカスタムはここ沖縄西海岸に根付く独自のカスタムカルチャーでありアイデンティティでもあります。
※現在の後継モデルはStrada Xとなり、Strada Xでは、従来の手動による圧力プロファイル操作に加え、自動制御による抽出プロファイルやレシピ管理機能が導入され、より高い味覚再現性と操作性が実現されています。
エスプレッソマシンの使い心地はいかがですか?
現在グループの3店舗でStrada EPを使用していますが、最も実感しているのは安定性です。回転の速い店舗でも安心して使い続けられる信頼感があります。全店舗でマニュアル操作にこだわっており、コーヒー豆のエイジング状態やその日のコンディションに合わせて手動で調整しています。左右のグループに独立したボイラーが搭載されており、豆ごとに最適な温度で抽出できる点も大きな強みです。今後の新プロジェクトにも後継モデルの導入を検討しているほど、なくてはならないマシンです。
グラインダーの使い心地はいかがですか?
グラインダーは複数あり、メニューによって最適なマシンを選んでいるのですが、バッチブリューやプアオーバーに使用しているMahlkonig EK43は、グラインドスピードの速さと粒度の安定性が魅力です。一定のクオリティを維持し、自分たちが思い描いた味をしっかり再現できることが、最大のメリットだと感じています。
今後の目標を教えてください。
-

-
沖縄西海岸のコーヒーカルチャーをより広く知っていただきながら、サービスや味における“不変性”を追求し続けることが私たちの目標です。“不変であること”というテーマに対し、自分たちがどう答えを出していくか。それを問い続けられる企業でありたいと考えています。常によいものを作り、改善を積み重ねる。その先にあるのは、お客さまに提供する「いつものサービス」「いつもの味」「いつもの空間」です。
私たちはVIBES、その場所に流れる空気感を大切にしています。いつ足を運んでくださっても、変わらない心地よさを感じていただけるお店づくりを徹底していくこと。そして沖縄から世界へ、ZHYVAGOの100年ブランドを体現し続けること。それが私たちの目指す姿です。





